スピードラーニングデジタルでも大丈夫?おすすめ?
スピードラーニング・デジタルは、主にスマートフォンでの使用を想定した製品です。
通常のスピードラーニングではCDとテキストが送付されてきますが、スピードラーニング・デジタルではIDがもらえるのみです。このIDで指定のサイトにログインすると、購入した分の音声を聞くことができます。
契約を続けていれば、毎月1巻ずつ自動的に配信されます。
スマートフォン、タブレットでは、専用アプリを使用して音声を聞くこともできます。
CDから変換しなくてよいので一見便利そうですが、はっきり言ってお勧めしません。
おすすめしない最大の理由は、英文を収録した冊子がついてこないから。
紙のテキストが学習効果最高という科学的事実
スマートフォンやPCのディスプレイで見られるなら印刷した冊子はいらない、と思っていませんか?
いえいえ、紙のテキストが超大事なんです。
なぜなら、紙に印刷されたテキストと電子的なディスプレイで学習効果を比較すると、紙のほうが学習効果は高いという結果が、複数の研究結果で出ているからです。
1回や2回の調査じゃないのです。何度調べても紙のほうが効果は高いのです。
学ぶ上での紙の優位性
海外の業務改善サイトATDでもDo We Learn Less from Screens?という記事でスクリーン(ディスプレイ)は紙に対して学習効果が低いことを各種論文の結果をまとめて記載しています。
この中では複数の論文のまとめとして、
- 紙のほうがスクリーンより読む速度が速い
- スクリーンの解像度を上げて、バックライトが機能するようになっても、紙での読書のほうが心地よいとする人が多い
- 目的の個所を探すときに、電子媒体ではたびたびトラブルが発生していた
- スクリーンより紙のほうが記憶に残りやすいことが複数の論文で示されている
- スクリーンより紙のほうが理解度は高いことが、複数の論文で示されている
- 電子媒体はまだ紙同等の使い方ができていないことが示されている(自由なメモ、残ページの体感、など)
などが挙げられています。
学習するうえで、ディスプレイを選ぶことにはデメリットしかありません。
最も大事にすべきことは、多少の手間やお金をおしむことではなく、一生使える技能である英語を身に付けることです。
英語力を高めるために、紙の冊子が付属する通常のスピードラーニングを選びましょう。
また、デジタル版は本人以外の利用は禁止ですが、CD版は子供に譲ったり、中古で売ったりすることもできますね(*中古品ではフリートークが使えなくなるので、皆さんは中古品の購入はやめましょう)。