本当に効果があるの?
スピードラーニングの質問で最もよく聞かれるのが、「本当に効果があるの?」「いい教材なの?」「誇大広告じゃないの?」といった類の質問です。
聞き流すだけで英語が学べるなんて都合の良すぎる話、信じられないというものですね。
そう思うのは当然でしょう。私も同じように思っていましたから。
でも、48巻全て終えて改めて振り返ってみて、良くできた教材だというのが感想です。
他と比べても良くできた教材
スピードラーニングを本格的に聞き始めたとき、私はTOEIC840点あったので、それまで英語の教材はいろいろ見てきました。
その上で、他の教材と比べて出来が良いと言えます。
- 英語はネイティブスピーカーの音声である
- 日本語音声があるので辞書を引く手間が大幅に削減できる
- 日本語が意訳されており、英語と日本語の違いを肌で学べる
- 英語の表現が自然。直訳のおかしい英語がない
- シャドーイング、リピーティングの練習がしやすい構成
このようなところが、私が感じるスピードラーニングの良いところです。
これらを全て網羅する教材は、そうそうお目にかかれません。
1日5分聞き流すだけとはいかない
ただ、CMで誤解を招く表現があると思っています。
「聞き流すだけ!1日5分から」と言う、あれ。
1日5分では短すぎます。絶対に足りません。
CMでも5分からと言っているだけで、慣れてきたらもっと聞きましょうということなので、誤りではないのですが、あのCMを見ると「1日5分聞き流すだけで終わるのか」と誤解されても仕方ないでしょう。
「まずは1日5分聞き流すところから始めてください」とか、もう少し表現の方法を考えたほうが良いと思います。
あと、聞き流すだけというのがスピードラーニングの売りですが、シャドーイングをしないのはもったいないです。自分の口を動かしたほうが断然学習効果が高いです。 これは販売元のエスプリラインも認めており、「英語を積極的に口に出していくと上達も早いです」と明記しています。
というか、スピードラーニングのテレビCMに出てくる人のように、上手に話したいと思うなら聞き流すだけでは無理です。
シャドーイングは必須、できればリピーティングまでやりましょう。
最低1年は続けましょう
効果を実感するには、最低でも1年間は学習を継続しましょう。
スピードラーニングは短期的な効果を狙った教材ではありませんし、それには向いていません。
短期的に成績を伸ばそうと思うなら、大量の情報を短期間で叩き込むことになります。それはそれでありですが、かなり厳しい勉強です。強い意志をもって挑まないとできません。
スピードラーニングは、学習の負荷を軽くすることに主眼が置かれた教材です。ですので、1ヶ月で学ぶ量も少ないです。
気軽に使えて、長続きしやすい反面、効果が出るのには時間がかかります。
1年は続けてみましょう。シャドーイングまで行っていれば、必ず成果を感じられるはずです。
私が特にお勧めするのは中級(17巻から33巻)なので、できれば1年といわず33巻まで続けて欲しいです。