寝ながらきいても効果はあるの?
寝ながら聞いても構いません。音楽代わりに勉強できますよ。
ただし、寝付いてしまったら学習効果は無いです。学習効果がでるのは意識があるうちだけです。なので、聞いている途中で眠ってしまうなら、睡眠時に聞くだけでは不足ですね。
CDの冒頭部分はよく聞くけど、後半は眠ってしまうので聞いたことがない・・・なんてもったいないことになります。
寝ている間に聞いているところは睡眠学習されるかも!?なんて甘い期待はダメですよ。
だって、科学的に否定されていますから。
睡眠学習で新しいことは学べないことが科学的に確認されています
「寝ながら学習できる!」なんて怪しい製品がときおり出てきますが、現在のところ睡眠学習は科学的に否定されています。
なので、眠っている間に流れる音声を記憶して、起きたら英語がわかるようになっていた、なんてことは起こりません。
しかし、睡眠学習について、2012年5月にNatureにおもしろい論文が掲載されました。(Cued memory reactivation during sleep influences skill learning)
睡眠学習で記憶の強化はできる
この研究が今までと違うところは、既に学習した内容を睡眠学習させてみたというところです。
それまで睡眠学習は完全に否定されていましたが、この論文により「睡眠学習では既に学習したことの強化ができる」ということが確認できました。
学んだことのある内容を睡眠中に聞くと、より記憶が強化されるのです。
新しいことを睡眠学習で学ぶことはやはりできないのですが、記憶の強化ができるなら使わない手は無いですね。
寝るときは英語音声CDがおすすめ
布団の中でシャドーイング、リピーティングは・・・難しいですよね。
そんなことしていたら寝付けないですし、同室で寝ている人がいると、ものすごく邪魔です。
いや、できるならそれでよいのですが。
就寝時、布団の中で聞くときはリスニングのみとなる場合が多いはずです。
リスニングするだけなら、英語音声のみのCDを使うのがおすすめです。
最初から最後まで聞いても15分程度。
短時間で多くの英語を聞くことできます。
寝ながらのリスニングは補助と考えよう
スピードラーニングを日中など起きているときにちゃんと聞いて、就寝時に聞くのは補助と考えましょう。
聞いている途中で眠ってしまっては、そこから先は常に学習できないわけですから。
ですので、日中にリスニング、シャドーイング、リピーティングを行い、寝るときはリスニングで記憶強化、というのが理想的ですね。