短期間では英語力は伸びない
よく「スピードラーニングをはじめて3ヶ月くらいしたら、とたんに聞き取れるようになった」という話があります。これはホントです。しっかり取り組んでいれば当然の結果です。
なので、短期間ですごく英語力が伸びるように思われることがありますが、スピードラーニングはそのような短期成長の教材ではありません。むしろ長期的にじっくり取り組む教材です。
短期間で英語上級レベルまで伸びるものではありません。
伸びないといってもどれくらいを目標に定めるかというところがありますが、私は1年間の勉強で中学3年生の英語レベルからTOEIC840点まで伸びた経験があります。
同じことをスピードラーニングだけでできるかといえば、そうはいきません。
3年目の教材でTOEIC 650点レベルの難易度
上級とされるのは32巻からなので上級を始めるころには32ヶ月なので2年8ヶ月経過しています。その時点で使用する上級の教材でもTOEIC 600~700点程度の難易度です。
なので、上級まで終えた4年後でも最高でTOEIC 650~700点程度の実力。(*スピードラーニングだけでTOEIC700点は取れませんよ。地力は身についているでしょうがテストに備えたほかの勉強も必要です。)
4年でこの難易度、短期的に伸ばすなら1年で800点を超えることもできるので、スピードラーニングが短期的な学習には不向きであることはお分かりいただけるでしょう。
ただ、短期的にTOEIC 720点を超える高得点をとるには、毎日最低1時間以上、できれば2時間の勉強時間と音読・書き取りを率先する労力は必要です。
時間も労力も割けるから短期間で英語力を伸ばしたい、そんな人にはスピードラーニングは向きません。
忙しくて勉強時間を取れない、ほかにもやることがあるから労力をかけられない、そんな人が、長期的に取り組む教材がスピードラーニングです。
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